シークヮーサーとは

長寿を支える「緑の宝石」
“シークヮーサー”を知る

シークヮーサーは、昔から沖縄県北部に自生する柑橘類の一つで直径3~4cmの小さな果実です。和名は「ヒラミ(平実)レモン」といい、「シークヮーサー」は沖縄の言葉で酸っぱいを「シー」、食べさせるを「クヮ―サー」という由来が、語源とされています。
シークヮーサーに多く含まれているフラボノイドの一種「ノビレチン」には、栄養成分が豊富にふくまれているという特徴があり、20年前に健康効果がテレビで放映されたことがきっかけで全国でもシークヮーサーが知られるようになりました。
そんなシークヮーサーは「緑の宝石」と呼ばれ、健康長寿にかかせない果実として大切にされてきました。

シークヮーサーを育てる
大自然やんばる

「やんばる(山原)」とは、山々が連なり、緑深い森が広がる場所を意味する言葉で、亜熱帯照葉樹林が広がっている沖縄県北部地域を指しています。
この地域が、日本最大級の亜熱帯照葉樹林と、そこに棲む固有種や絶滅危惧種の多様な生態系が見られる重要な地域であることから2021年7月、世界自然遺産登録されました。
シークヮーサーはこの大自然の恵みをうけて、大切に育てられています。

長寿の里大宜味村

やんばる地域に位置する3,000人ほどが暮らす村。健康長寿が集まる地域「ブルーゾーン」の世界五大長寿地域に選ばれ、「長寿の里」として知られるようになりました。
ブルーゾーンとは、健康で長生きの人々が数多く居住する特別な地域を指しており、大宜味村の他には、イタリア・サルデーニャ島、 アメリカ・カリフォルニア州のロマリンダ、コスタリカ・ニコジャ半島、ギリシャ・イカリア島の5つの地域が選ばれています。ブルーゾーンに関連した本が世界的にベストセラーになってからは、世界中から大宜味村への関心が高っています。
そんな大宜味村の産業は、自生していたシークヮーサーを産業化したことがきっかけで、現在ではシークヮーサーの収穫量は約6割を誇り、沖縄一のシークヮーサーの産地となりました。
大宜味村の長寿の秘訣は、「ブルーゾーン」にも記されたように、恵まれた自然と伝統的な食文化などから結びついていますが、昔から身近にあったシークヮーサーとの関連も注目されています。

シークヮーサーの特徴

大きさは直径3~4cmぐらいで、重さは25g~30gほどの小さな果実です。
収穫時期は9月から12月ごろまでで、他の果物と違い、ほとんどが熟す前の「皮が青い時期」に収穫します。この青い時期が「青切り」と言われており、市場で出回っているシークヮーサー果汁のほとんどが「青切り」の時期に収穫した果実を使用しています。
果実を切ってレモンのように刺身や揚げ物にかけて食べることもありますが、栄養価が高いのでジュースに加工して健康飲料として飲まれることが多いです。
味は酸味が強く、深い苦みも特徴的ですが、最大の特徴はノビレチンという栄養成分が豊富に含まれていることです。

健康機能性成分“ノビレチン”。

ノビレチンはフラボノイドの一種です。フラボノイドとは近年、健康によいとよく話題にのぼるポリフェノールの一種です。温州みかんやグレープフルーツなどの柑橘類には含まれておらず、一部の柑橘類の中だけに特徴的にふくまれており、中でも断トツで多く含まれているのがシークヮーサーです。
ノビレチンには健康維持に有用なさまざまな機能性があることがわかっており、これまでに多くの研究がおこなわれてきました。
研究の結果では、血糖値、血圧の抑制や基礎代謝の活性化、アレルギーの改善などが期待されています。
最近では、夜間頻尿を改善させる働きや、テレビ番組で放送されて話題になった認知症予防に効果があるという研究結果が報告されました。
そしてそのノビレチンですが、収穫時期によって含有量が変化するのも特徴です。
早摘みの9月に収穫した果実に最も多く含まれており、生育とともに減少していきます。

収穫月ごとのシークヮーサー

こだわり

ノビレチンは収穫する時期によって変化することから、青切り時期の果実をブレンドした「青切り果汁」では、ノビレチンの量が一定しません。私たちは品質にこだわり、どの果汁にもノビレチンが豊富に含む商品を目指して、「9月収穫果実限定」とした「シークヮーサー初搾り」を作りました。ノビレチンは皮に豊富に含まれているため、皮ごと搾る搾汁方法にもこだわっています。

  • 沖縄県産100%
  • 9月収穫果実限定
  • 無添加・無香料・保存料不使用